長いゴルフ経験の中で これほど衝撃的なコースは初めてであった。オーガスタ はたまたセントアンドリュースさえも太刀打ちできない。素朴かつ異様…住む街から一時間。橋を渡ればその地区だ。
本日は遠い違うところでラウンド予定だったが 時間の都合もあり ハーフぐらいにしておこうということになっていた。安い料金を小屋で払ってとにかく1番ホールへ。
そこは始まりのスタートホールから異様。見渡せば背丈の倍ほどのモノが いたる所に乱立しているのである。
それは何か……教えよう。
"トーテムポール"なのだ!
ココは何とインディアン居留地であった。無数の顔の彫った丸太ん棒が手作りのゴルフ場と呼べるここ一帯にニョキニョキ立っているのである。
顔ばかりかデッカい鷲の翼までこさえてある。グリーンに行くまで 森の中から襲撃されていつ頭の皮を切り取られるか もうゴルフどころではないのである。
この他は"モホーク族"の居留地だということを忘れてた。だから検問があったんだ。何か長い棒(銃か?)抱えてたもんな。ジロっと顔を見て通してくれたよな。
ルーツは同じだから スルーしてくれたんだ。あぁ良かった。
ほうほうの体で逃げ帰るようにウチへ退散。帰りの検問も連中にニャッとされて アクセルをベタ踏みで恐怖の居留地・彼等が作ったゴルフ場を脱出したのである。